代表的な疾患

01.前立腺肥大症加齢とともに少しずつ肥大化。排尿時に違和感を感じていませんか？

今まで朝までぐっすり眠れていたのに、途中で1・2回トイレに起きるようになった。
おしっこをしたのに、全部、出切らない感じがして、すっきりしない。
トイレに行ってきたのに、またすぐにしたくなる。
お酒を飲んだ後は、お腹に力を入れて踏ん張らないと、おしっこが出てこない。
これらはみな、前立腺肥大症による症状です。
前立腺は早い人で40歳代から、一般的には50歳以降の男性は、個人差はありますが、必ず肥大してくる、避けては通れない疾患です。前立腺肥大症の薬物療法は、近年、非常に有効な新薬が目白押しで開発され、目覚しい進歩を遂げています。尿を出しやすくする薬、我慢を効かせるようにする薬、さらには前立腺そのものを縮小させる薬もあり、従来、手術になってしまうような患者さんですら、内服治療だけでかなり良くなるようになりました。年のせいだと諦めていないで、是非おいでください。

02.前立腺がんがん発見数は道内でも有数。検診結果はすぐお出しします。

アメリカでは男性で一番多いがんですが、その罹患率には人種差があり、日本では少数派でした。
ところが生活様式の欧米化に伴って、日本での前立腺がんの増加率は世界で1・2を争うほど高く、平成20年の統計で、男性の罹患数では、胃・肺・大腸に続いて4位になっています。血液中のPSA（前立腺特異抗原）値を測ることが、前立腺がんの早期発見に非常に有効です。PSA検査で異常高値の場合、確定診断には前立腺生検を行います。当院では、前立腺がんの早期発見に、もっとも力を注いでおります。
一般的には、3・4日入院して検査することが多い前立腺生検ですが、当院では全例、外来的に行っております。平成25年末の段階で、開業以来1,000例以上の患者さんに前立腺生検を行って、400例近くの前立腺がんを発見しています。安全・確実・迅速・低コストで前立腺がんの早期発見に努めております。

03.尿もれ我慢せずに、早期の受診をオススメします。低周波治療も行っています。

男性の前立腺肥大症に対して、女性は尿失禁に悩まされることが多いと思います。
尿失禁には大きく分けてふたつのタイプがあります。
ひとつは、「我慢できずに漏らしてしまう」タイプで、切迫性尿失禁といいます。最近、CMなどでもいわれている「過活動膀胱」も、ひどい場合はこのような漏れ方をします。このタイプの失禁は、薬物療法が有効です。このタイプに有効な薬剤は、従来、口内乾燥・便秘といった副作用が多かったのですが、最近、副作用が軽減された新薬が多く開発されています。
もうひとつは、「咳をしたり重いものを持った時に漏れる」タイプで、腹圧性尿失禁といいます。これは、骨盤を支えている筋肉が弱くなったことによる、尿道側の問題です。一般的には骨盤体操といった骨盤底筋群を鍛える体操をすることが治療の主体ですが、治療効果が出てくるまでに時間がかかり、なかなか続かないため、当院では干渉低周波治療を行っています。また、体重を落とすことも治療上有効なため、ダイエットに対する投薬・アドバイスも行っています。

04.EDおひとりで悩まず、まずは診察から。ED治療薬の偽造品には注意してください。

EDの治療は、単に自分が満足を得るためだけのものではありません。
パートナーとの信頼関係を得るために、非常に重要な問題だと思います。
日本人の場合、男性がED治療に取り組んでいるというだけでその治療効果の如何にかかわらず、女性の満足度は上昇するといったデータもあります。治療の主体はバイアグラになります。非常に有効性に優れ、用法・用量を遵守していただければ、安全に服用できます。治療は健康保険の利かない自由診療になりますが、当院では、薬剤費以外の診察料・処方箋料などは、一切いただいておりません。
また、特殊な検査も一切ありません。内臓の悪い方にはお渡しできないこともありますので、健診表など採血データをご持参ください。多少時間がかかっても、保険診療でという患者さんには、漢方薬治療も行っております。

ファイザー製薬ED-info.netにて「ED治療医からのメッセージ」としても掲載されています。